ITコーディネータのシュウです。
前回に引き続き、EXCELブログのモカちゃんさんより頂いた、長野県安曇野のわさび園の写真です。とてものどかで心が休まる景色ですね。
<本日の題材>
カーソルFORループ(Oracle)
今回は、前回のカーソルに関連して、カーソルFORループの使用方法を題材とします。
1行1行をフェッチし、最後の行まで同じ処理を繰り返すということをカーソル処理で行いますが、それをよりシンプルに記述することができるのが、カーソルFORループです。カーソル処理で必要な以下の処理が自動化され、処理全体が単純化されます。
・OPEN、FETCH、CLOSE文の指定
・取り出した行データを格納するための変数の定義
【カーソルFORループの記述】
DECLARE
カーソルの定義 (CURSOR <カーソル名> IS <SELECT文>)
BEGIN
FOR <ループ索引名> IN <カーソル名> LOOP
処理
END LOOP;
END;
前回の例をカーソルFORループで置き換えます。
DECLARE
CURSOR jyutyu_cur IS
SELECT J01.受注番号, J01.顧客番号, J01.受注日, J02.商品CD, J02.商品数
FROM 受注テーブル J01
JOIN 受注明細テーブル J02 ON J01.受注番号 = J02.受注番号
WHERE TO_CHAR(J01.受注日, 'YYYYMMDD') = TO_CHAR(SYSDATE, 'YYYYMMDD')
ORDER BY J01.受注番号, J02.受注明細番号;
V_在庫数 在庫テーブル.在庫数%TYPE;
BEGIN
FOR jyutyu_rec IN jyutyu_cur LOOP
SELECT 在庫数 INTO V_在庫数 FROM 在庫テーブル
WHERE 商品CD = jyutyu_rec.商品CD;
IF V_在庫数 >= jyutyu_rec.商品数 THEN
DBMS_OUTPUT.PUT_LINE('受注番号='|| jyutyu_rec.受注番号||',商品CD='|| jyutyu_rec.商品CD||',商品数='|| jyutyu_rec.商品数||', 引当OK');
UPDATE 在庫テーブル SET
在庫数 = 在庫数 - jyutyu_rec.商品数
WHERE 商品CD = jyutyu_rec.商品CD;
ELSIF V_在庫数 < jyutyu_rec.商品数 THEN
DBMS_OUTPUT.PUT_LINE('受注番号='|| jyutyu_rec.受注番号||',商品CD='|| jyutyu_rec.商品CD||',商品数='|| jyutyu_rec.商品数||', 引当不可');
END IF;
END LOOP;
END;
/
結果は前回と同じです。記述がいくぶんシンプルになりました。
今日は以上まで
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