呉信用金庫 様
http://www.kure-shinkin.jp/

Excel I/Fの各種業務をdbSheetClientを使って、3年間で30以上のシステム構築稼働!
圧倒的な処理スピードの向上を実現!(10分以上が瞬時に)
トップマネジメントを含めて全職員(約650名)が利用!

呉信用金庫 様のご紹介

 呉信用金庫は、広島県全域を営業地域として、地域のお客さまからお預入れいただいた大切な資金を、地域で資金を必要とされるお客さまに融資することを通じて地域社会の繁栄に資するよう努めています。引き続き、地域の一員として、皆さまと強いつながりを持ち、相互信頼・支援の関係をつくり上げ、皆さまのお役に立ちたいと考えています。呉信用金庫は、地域とともに、持続的な発展を目指しています。

経営理念

  • 地域社会の繁栄に貢献する
  • 地域社会から信頼される信用金庫を目指す
  • 働きがいのある職場の実現をめざす

シンボルマークについて

地元呉市の「く」の文字をモチーフとし、それを「貢献」、「信頼」、「実現」を表す三つの三角形のエレメントで構成し、地元経済の発展に根ざして未来に躍進する信用金庫の姿を、ダイナミックに表現しています。

会社概要(平成30年10月現在)

信用金庫名
呉信用金庫
設立
大正14年(1925年)9月
本社所在地
広島県呉市本通2丁目2番15号
理事長
槙岡 敬人
会員数
63,938名
出資金
2,982百万円
預金
6,839億円
貸出金
3,839億円
店舗数
42店舗(うち1出張所)
常勤役職員数
625名
連結子会社を
含む役職員数
782名
事業地区
広島県全域

訪問インタビュー

システム構成図

※Excel I/Fの各種業務をdbSheetClientで、30システム以上構築稼働中!
(2017年10月現在)

主な開発システムの概要

出資受付登録

<利用部門>
総務部 / 全店

<利用人数>
200名

出資の新規申し込み、脱退、譲渡、譲受等を登録し、稟議書作成、顧客への案内作成、脱退資金の振込を行うシステムです。
営業店で、出資の受付をして、データを作成 → 理事長承認 → 後の事務処理(脱退の場合、振込処理等の処理)をワークフローを通して行う機能が必要ですが、金庫にとっては、非常に重要な書類なので、あえて帳票主体で運用しており、システム上も進捗状況がわかるようにしています。 脱退処理の場合、出資金を返却する必要があるので、共同センターと連携し振込処理を行っています。

■出資受付登録のシステムフロー図
■受付画面
■承認確認画面
■未処理確認画面

案件総合管理

<利用部門>
全店

<利用人数>
300名

 案件管理、実績の情報、預かり物件の管理、月末の残高予測などに利用するシステムです。
 案件(融資)が上がってきてから、管理が始まり(例えば、融資の相談から時間軸も含めて)、成約まで管理を行います。 どの案件が決まるかから月末・期末時点での残高がどうなるか等の見込管理まで行っています。 また、成約時に預かり物件(例えば、通帳、証書、登記簿など)が出てきた場合の物件管理も行います。 この預かり物件は、毎日、物件の保管チェック(預かり物件のリストと現物が一致するかチェックする)を行っています。
 このシステムは当初、案件管理と預かり物件管理を別々に開発(共に、約3か月で開発)し、約2年間運用していました。 現場から、データが重複する部分が多く、二重入力も発生するため、システム統合の要望が上がりました。 システムの見直しからシステム統合(DBの移行も含む)までを、約3か月で実現しましたが、このシステム統合には、dbSheetClientの「マージ機能」が大変役に立ちました。

■営業店選択画面
■案件総合管理一覧表選択画面
■案件総合管理一覧表画面
■基本情報登録画面
■帳票: 案件総合管理一覧表
■帳票: 預かり案件未了案件一覧表
■帳票: 一時預かり明細簿
■帳票: 登記関係書類管理表

システム導入前の課題・要望

 当金庫では、各種業務をExcel+マクロを使いある程度の自動化は図って来ましたが、Excelでデータを管理しているため、登録した件数分のExcelシート(CSV)ができるので、それをネットワーク経由で様々な集計業務を行っていました。 実際、数万件分のCSVを処理することもあり、データを受け取るだけで10分以上掛かり、スピード面で問題がありました。 また、金融検査等に備え、業務の経緯を把握する必要があり、Excelに記録し、Excelで管理(予定に対する進捗管理)していましたので、DB化されていなく、必要な時にリアルタイムな参照(見える化)が出来ないことが課題となっていました。

dbSheetClient・Excel版を採用した理由

 2013年9月に、広島で開催されるセミナーの案内がニューコムさんから届きました。 その時は、ニューコムさんもdbSheetClientも知らなかったのですが、送られてきたセミナーの内容で、「Excel+DB+ネットワーク」が目に留まり、2名で参加したことがきっかけです。
 実際セミナーに参加して、多くの質問をさせていただき、「DBにOracleが使える」、「マクロも使える」、「ネットワークの負荷が少ない」これなら、これまでの当金庫の資産(Excelとマクロで組んだ業務システム)を活かして、一番課題となっていたスピード面の根本解決が可能ではないかと思い、金庫に戻って、事務本部のメンバーと検討を重ねた結果導入することになりました。 実際、dbSheetClientを導入して約3年になりますが、事務本部で担当しているExcel業務を30システム以上、dbSheetClientを使ってシステム化して運用しています。

システム導入の効果

 先ず、一番は圧倒的な処理スピードの向上ですね。 ボタンを押すと、従来10分以上掛かって結果が表示されていたシステムが、瞬時(数秒)に表示されるようになりました。
 次に、従来のExcelの場合は、バージョン管理が非常に大変でした。 新しいExcelを全ての営業店に送っても、古いバージョンのExcelを使っていたこともよくありましたし、勝手にExcelを書き換えたりすることもあったわけです。 dbSheetClientでは、新しいExcelをシステム上にアップロードすれば、全ての営業店で新しくなります。また、営業店では、Excelを書き換えたりすることができなくなりましたので、管理者側の負担が無くなりました。
 従来のExcel業務をdbSheetClientでシステム化しているため、入力フォームも従来の見慣れたものなので、利用者側も違和感なく使ってもらっています。
 dbSheetClientは、排他制御も自動的に行われるので、複数人による同時アクセスが可能で安心してデータ更新ができるようになりました。また、ログ機能を活用して、システムの利用状況が確認できますし、操作エラーをよく起こしている利用者を把握することができ、管理者側から電話でサポートすることもできるようになりました。
 dbSheetClientには、マクロの変わりとなるタスクタイプが提供されていますが、当金庫の場合、マクロの大半はそのまま使ってシステム化を行いました。 但し、Excel業務によっては、タスクタイプの「セル位置の取得」を使って、一覧表から明細表を引き出すロジックを、dbSheetClientで簡略化しました。 従来のExcelでは、ちょっと複雑なロジックが必要で手間が掛かっていたので助かりました。 また、タスクタイプの「Excel保存」を使って、画面上のExcel情報をExcelファイルに保存できます。 これを使って、○○商品を販売した際のお客様の情報を全部Excelに残すことにしています。 このように、Excelに記入して残すことによって、金融検査等への対応にも役立てています。
 マスタデータ等も従来はクライアント側で共有していましたが、dbSheetClientでシステム化することにより、サーバーのDBを正として管理できるので、マスタデータ管理が非常に容易になりました。 また、当たり前ですが、データをDBで管理しているので、二重登録がなくなりました。

今後について

 各本部でも、多くのExcel業務がありますので、dbSheetClientでシステム化出来ればと考えています。これから話を進めていきますが、dbSheetClientは必ず効率化に役立つと思います。
 当金庫には、Excelが得意な職員がかなりおりまして、例えば、本部から営業店に異動になり、営業店でExcel+マクロを使って業務改善を行っているケースも多く存在します。 それらは、当金庫にとっての資産ですので、dbSheetClientを使ってシステム化が出来れば、他の営業店でも共有できるので、現場のExcel業務を横展開するには、やはりdbSheetClientを使ってシステム化するのが1番だと思っています。

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