■ 港湾荷役
世界各国から輸入された鉄の元となる石炭などの原料を巨大なクレーンを使って荷役します。
dbSheetClientを使って
人を育てる、技術を磨く「技能伝承管理支援システム」を構築!
事務負担の大幅削減と管理業務の機能強化を安価に実現!
評価項目:約6,700項目、評価対象者:220人に対し、定期的に技能レベルの認定評価ができるシステムを構築 !!既存のExcelシートをそのまま活用でき、評価項目のメンテナンスや評価データの自動集計も容易に実現!!
鉄を運ぶ、人を育てる、技術を磨く日鉄住金物流グループ様のご紹介
日鉄住金物流グループは、昭和17年に日鉄住金物流の前身となる広畑港運㈱の設立以来、新日鉄住金グループをはじめ多くのお客様へ重量物を中心とした海上輸送、陸上輸送、港湾物流による物流サービスを提供しています。国内外への事業拠点の展開による物流ネットワークの構築や、これまで培ってきた技術力とお客様の視点に立ったソリューション提案力で、海陸一貫輸送や国際輸送へと発展しています。
そして、現在さらなるお客様満足度の向上に向けて、現場力、技術力の強化を中心に基盤強化を図り、お客様により一層の安心と信頼を付加した物流サービスが提供できるよう日々取り組んでいます。
日鉄住金物流グループは、これからもグループ社員の総力をあげて、お客様から信頼される企業となるべく、成長し続けます。
会社概要
事業内容
■ 港湾荷役
世界各国から輸入された鉄の元となる石炭などの原料を巨大なクレーンを使って荷役します。
■ 製品輸送
製鉄所で作られた製品を特殊な車両を使って倉庫へ輸送します。
■ 鉄道輸送
原料を溶かし鉄の元となる溶鋼や製品の元となるスラブ(鋼片)をディーゼル機関車で輸送します。
■ 倉庫作業(コイル、資材)
工場でできた製品を倉庫で管理、積込みを行っています。
■ 車両整備
構内の車両、又は特殊車両の整備を行っています。
訪問インタビュー
システム構成図
技能伝承管理支援システム
システム規模
システム概要
技能伝承管理支援システム
システム利用部門と利用者数
評価用シート自動作成及び評価入力
集計及び分析
マスタメンテナンス
システム開発の目的
当社は、兼ねてから、「技能伝承」を継続的に進めていく活動に取り組んでいます。個人及び部署における「技能伝承」の状態を、定期的に把握・管理していくには、評価管理する仕組みが不可欠との判断から、システム化を検討することになりました。
この活動は、各部署で定期的に個人毎の技能レベルに対して認定評価を行うわけですが、評価項目(約6,700項目)と評価対象者(220人)が多いことから、本社事務局における管理業務の負担を軽減する必要がありました。
システム化をする上で、以下に示す内容について検討しました。
システム開発の経緯
当社では、これまでも技術者の教育に力を入れてきましたが、更に、「技能伝承」を目的として、部署ごとに評価項目の洗い出しを行い、評価管理を継続しながら技能のレベルアップを図るために、2009年4月から、Excelベースで評価管理業務を開始しました。
最初に、全部署から集めた評価項目(約6,700項目)をExcelシート上に登録し、全社員にExcelブックを配布しました。評価用入力シートには、評価項目ごとに、本人の自己評価と作業長評価を行う欄が設けており、半期毎に記入します。まず作業長は、各メンバーにExcelの評価用シートを 配布して自己評価を入力させます。作業長は、メンバーが記入した評価用シートに、メンバーと対話しながら作業長欄に評価レベルを入力します。
評価が終わったシートは、本社事務局に集めるわけですが、一人に対して1つのExcelブックでの運用となるので、部署別集計や技能レベルの平均値の算出に時間がかかっていました。また、半期毎に評価項目の見直しが入ると、全社員のExcelブックに評価項目を入れ替える作業や再配布にも大変手間がかかっていました。
システム化を行うに当たって、グループ企業へ業務委託を依頼しましたが、開発期間が思った以上にかかるため、別の方法を検討していたところ、本社から、ニューコムのdbSheetClientの紹介を受けました。
dbSheetClientを採用した理由
ニューコムのWebサイトを見て、プレゼンセミナーがあったので参加したのが導入検討のきっかけになりました。
以下は、採用に至った経緯です。
導入後の効果
dbSheetClientは、既存のExcelシートがそのまま利用できるので、安価にシステムが構築できました。
本社事務局では、
現場担当者(作業長と評価者)は、
運用管理者は、
dbSheetClientを使って、今回導入したシステムは、当初の目的を実現することができ、大変満足しています。最後に、システムからExcelブックを任意にダウンロードできるので、様々な用途で再利用できることも大きなメリットです。
今後の取り組み